女性が便秘になる理由

■女性に便秘症が多い理由には、女性ホルモンの影響があります。
「なぜ、女性は男性に比べ便秘になりやすいのでしょうか?」
女性に便秘が多い理由に、女性ホルモンの働きが影響をしています。
妊娠するための機能として女性には毎月きまって生理が訪れます。
生理の終わり頃から、約一週間は卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響で、この期間最も女性は美しさを放ちます。お肌はキレイになり、髪の毛も艶やかに、心も穏やか、ハツラツとしてきます。
ですが、更に一週間を過ぎると排卵が終わり、黄体期(プロゲステロン)に入り、皮脂の分泌が盛んになり、お肌にトラブルが現れやすくなります。むくみや身体の不調を感じます。精神面でもイライラしがちです。

この黄体期のホルモン、プロゲステロンは、妊娠に備えたホルモンで、栄養を吸収する役割を持ちます。腸の動きを鈍らせ、できるだけ栄養を吸収しようとするのです。この機能がより便秘に拍車をかけてしまうのです。ですから、生理前になると便秘しやすい女性が多いのです。
女性は特に、日頃から腸内環境に良い事を習慣づけていると良いですね。

■腸を冷す食事
女性は身体を冷やしやすい食べ物が大好きです。
例えば、パン、生野菜、スイーツ、パスタ、フルーツ、ヨーグルトなどは毎日習慣にして食べると身体を冷やします。

えーっ! 朝からパンにフルーツ、ヨーグルトは定番だけど!
ランチは、パスタにサラダが多いかも!
たくさん食べてもスイーツはべつ腹だもん!
こんなパターンが女性には多いですね。

実は、これらは身体を冷やす要素があるものです。
「これらは、冷えるから食べてはいけない!」
と言っているのではありませんのでご安心を!
でも、ほどほどにした方が良いのです。

その理由は、砂糖、牛乳、卵、精製された小麦粉、バター、生野菜は東洋的な考えで言うと陰性の食材で身体を冷やす傾向にあります。
まさに、スイーツ、パン、パスタの麺はこれらを使ったものですので、習慣にして食べると、知らず知らずのうちに身体を冷やし、代謝を落としてしまいます。

例えば栄養満点の豆乳も身体を冷やす要素があります。
だからと言って身体に良くないのかと言ったら、それは間違いです。
夏の暑い時には冷奴を食べて栄養を摂り、そして暑さを静める利点があります。
冬に食べる時は、温かい湯豆腐にすれば身体は温まり、栄養も摂ることができる、と言うことです。
トマトも栄養満点の食材ですが、夏が旬の野菜は身体を冷却してくれる作用があるので、夏の生トマトは美味しく感じますよね。冬は生トマトより、トマトベースの煮込み料理の方が食べたくなりますし、ホットしますよね。
風邪を引いて体調悪い時に、冷えたトマトを食べたいと思いますか?
身体に聞いてみたら、なんとなく今必要なもの、必要じゃないものが分かると思います。

ところが、ヘルシーで美容にいいから、
食物繊維や酵素が摂れるから、という理由で、
夏も冬も関係なく冷たいフルーツジュースや野菜ジュースを習慣にして飲むと、身体はドンドン冷え体質になっていきます。
もちろん、飲んではダメなものではないですよ。
美味しいし、ビタミンもたっぷりですから悪い訳ではありません。
でも、毎日毎日、朝から身体を冷やして良いことはありません。

身体を冷やす食習慣は、腸にダメージを与えやすく、腸の蠕動運動を鈍らせ、便秘を引き起こします。食物繊維を摂っているのに便秘し始めた女性の話も多く聞きます。
もちろん、女性ホルモンの分泌も低下してきます。

フルーツや野菜ジュースを摂りたいのならば、冬は冷やさず、常温で摂ることをお勧めします。生のフルーツ、野菜以外でも食物繊維は摂れますから、例えば温野菜や根菜類、雑穀類などの身体を温める作用の高い食物繊維を摂ることもお勧めします。
他には、水溶性食物繊維の海藻類などもお勧めです。
その時にポイントなのは、咀嚼の回数です。
1つの考えに偏らず、季節に合わせ、自分の身体に耳を傾け、食事をしていましょう。

■噛む回数と便秘の関係
「女子は柔らかいものが好き❤これがおとし穴」
女性は柔らかい食べ物が好きですね!

時間がないから朝は手軽にバナナ!
時間があっても甘いパン、サンドイッチにヨーグルト!
間食にクッキーにチョコ。
ランチにパン、パスタ、うどん、おそば。
モチモチ、ふわふわ、柔らかいスィーツに和菓子は、やっぱり必要~。

これらはあまり噛まなくても飲み込める柔らかいものですね。

ここに、便秘になる落とし穴があるんです。

咀嚼は、命をつなぐ基本と言えます。
たくさん噛んで食事をすることは、健康と美容に大きく関わっています。
病気をして、食事ができず点滴から栄養を摂っても元気にはなれませんね。

多く咀嚼をするということは、唾液分泌量を増やすことです。
唾液は消化分解酵素で、胃の負担を軽減するどころか、活性酸素を除去する働きがあります。
しっかり咀嚼された食べ物は、胃に負担をかけずに消化され、たくさんの唾液と共に良く消化された食べ物は腸内細菌のエサになり善玉菌を増やします。
善玉菌が増えると健康で理想的な便が排泄され、免疫も上がり身体は健康になります。

噛めば噛むほど、自分の身体を守り、若返り、美しくなるというわけです。

ですが残念なことに、柔らかいものばかり食べていると、あまり噛まずに、気が付くと飲み込んでしまっていますよね。
咀嚼が不十分で、消化が悪く、唾液分泌量が少ないと、小腸で糖質がしっかり吸収され太りやすくなります。
「カレーは飲み物!」と言っている男性って太ってますねよ?!(笑)

咀嚼回数を増やしたいならば、選ぶメニューを歯ごたえのある物にすると良いです。
白いご飯より、玄米。
柔らかい料理よりも、根菜料理、温野菜の料理。
食物繊維もたっぷりで、たくさん噛まずにはいられないですね。
噛むことを意識して、ゆっくり食事をすると便秘解消に繋がりますので、是非お試しください。

■お水の量が足りないと便秘になる
私はカウンセリング時に「水分は何で摂りますか?」と必ず質問します。
すると、お茶やコーヒーなどで水分を摂ってはいても、「お水」の量が極端に少ないことが分かります。
一日で、水分が身体から抜ける量は、尿、便に含む水分、汗などから排泄され、約2300mlと言われています。これから考えれば一日2.5リットルの水分を摂ることが必要です。
食事や、お茶、コーヒー、またはジュース、味噌汁などでも水分は摂れますが、体液をサラサラでキレイにキープするには、1500ml~2500mlのあくまでも「お水」を飲むことが必要です。

成人の身体の水分は約60%です。
生まれたての赤ちゃんの水分量は約80%です。
赤ちゃんのお肌はみずみずしくプルンプルンですよね。
年を重ねる内に身体の水分は減少し、大人になると60%となり、老人になると50%近くになります。いわゆる、身体の水分量が減るという事は老化に近づくと言うことです。
代謝や免疫を高めるのは水分が必要です。
ですから積極的に摂らなければなりません。
腸は水分と栄養を吸収し、血液に乗せて各臓器、細胞に栄養を送り届けています。
腸に水分が不足すれば当然便は水分不足の硬い便となり、スムーズに腸を通過してくれません。また、硬い便は肛門に負担をかけ痔の引き金になります。
隠れ痔の女性が多いのも事実です。

硬い便が出ているとしたら、あなたの身体は「水枯れ」と思って下さいね。
腸に水が足りていないということです。

腸は植物で言うと、根に当たる部分。
根に水が不足していたら、葉は枯れますね。
お肌や指先、髪の毛などの先端に水分、つまり潤いが届かないと言うことです。

ここで、少しお水の飲み方をお話しします。
前ぺージでも述べましたが、「お水」もたくさん噛んで飲むことをお勧めします。
ガバガバ飲まずに、一口お水を口に含んだら、ゆっくり噛むようにして飲んで下さい。
お水も唾液と絡めて飲むことで、水分は充分に腸に吸収されます。充分な水分は身体の隅々まで行き渡り、お肌も、髪の毛もみずみずしくなります。もちろん便も程良く水分を含みスムーズに排便できます。